2020年9月19日(土)
天気:くもり 最高気温:24.0℃ 最低気温:21.3℃
その日は適当に仕事をこなし、17:00ぴったりに定時退社を決め込みました。
楽しみと緊張でずっとドキドキしていて、定時間際は仕事が全く手につきませんでした。17:00になったと同時に猛ダッシュで会社を飛び出し家に帰ったので、周りからすごく怪しまれたと思います。
荷物を積み込んだら、バイクまたがっていざ出発。
目指すは茨城県の大洗フェリーターミナルです。
夜中1:45大洗発の深夜便は、22:30までに乗船手続きを済ませなければならないので時間的にとてもタイトです。高速走行中は途中休憩を挟まずに常磐道を下りました。乗り遅れたらどうしようと気が気じゃなかったです。
ところが、予想以上に高速が空いていたためあっさり大洗に到着。
…誰もいない。笑
バイクは私が一番乗りでした。なんなら一番近くのコンビニまでご飯を買いに行く余裕さえありました。
この「一番近いコンビニ」ですが、フェリーターミナルから600mくらい離れています(遠い!)。往復で1.2㎞って軽いウォーキングです。
無事にコンビニで翌日の朝食を調達し、再びフェリーターミナルへ戻ります。
乗船までの間、隣に並んだ白の軽ワゴンのおじさんと軽く世間話をしました。
おじさんはしきりに「あんたその恰好で今の時期の北海道行くのか…?死ぬぞ…??」と脅しをかけてきてガチで心配になったり。だけどおじさん本人はぺらぺらのTシャツだったのが解せませんでした。
乗船手続きを済ませ、いざ乗船。
バイクでフェリーに乗ること自体は初めてではありませんでしたが(3回目)、フェリーに乗るときは毎回、「坂を上るときにタイヤが海水で滑って転んで海に落ちるんじゃないか…?」と想像してひやひやします。私だけでしょうか?
乗船したら係員さんにバイクをしっかりと固定してもらい、その間に、部屋着やお風呂セットなどを詰め込んだリュックを背負って急な階段を上に上がります。
この部屋着やお風呂セットを詰め込んだリュックは、フェリーに乗船してから用意をすると焦ってしまって必要なものを入れ忘れたりしてしまうので、できればフェリー乗り場に到着したらすぐに用意してあらかじめ背負っておいたほうがスムーズかもしれないです。特に女子。
お部屋に到着。私はカジュアルルームに泊まりました。
カジュアルルームは1部屋にベッドが4つ配置されています。
通路側に目隠し用のカーテンが一枚。枕元にはヘッドライトとコンセントの口があります。スマホの充電などはここでできます。
本来であれば他のお客さんと相部屋になるはずなのですが、ラッキーなことにこの日この部屋には私しか宿泊客がいませんでした。貸し切りです。
船内放送でお風呂が開いているのが2:00までだと知り、乗船の感動もそこそこに急いでお風呂に入りに行きます。
そして風呂上りのアイスで優勝。
2020年9月20日(日)
船上で朝を迎えます。
部屋の窓から海が眺められました。天気はどんよりとした曇り空。
部屋はこんな感じ。
窓際にはテーブルとイスがあったのでここで朝食を取りました。貸し切り最高。
夕方の苫小牧入港まで暇なので船内をうろうろしてみます。
アイスやホットスナックなどの自販機が並んでいます。
そういえばお昼ごはんを用意していなかったな、とここで気が付き、せっかくなのでホットスナックで昼食タイムにすることにしました。
危うく昼食をくいっぱぐれるところでした。本当にありがたい・・・。
今回は乗客が少なかったためなのか自動販売機で昼食を購入することができましたが、もしこれがコロナ禍ではない通常運行だった場合、自動販売機が売り切れで昼食を購入できないという可能性もあり得ます。
大洗~苫小牧の深夜便を利用される方は、乗船前にあらかじめ翌日の朝食と翌日の昼食を購入しておいたほうが良いかもしれません。
暇を持て余して展望室やゲームコーナーなどをうろうろ。
夕方になり、夕日が沈むのを見ようとデッキに出てみます。
夕日を眺めていると、例の白の軽バンのおじさんと再び出くわしました。
聞いたところによると、このおじさんはサケを釣りに北海道の「雄武」という地域に毎年通っているのだと言います。おじさんの話しぶりからしてフェリーに慣れている感じがしたのはそういうわけだったのかと納得しました。
夜風が冷たいな。と呟くおじさんがまたもやぺらぺらの薄着だったのが印象的でした。
部屋に戻り、気が付いたら苫小牧入港の時刻が近づいていました。
自室の窓からぼんやりと港の明かりが見えてきます。
19:45 苫小牧入港。
既に遅い時間なので、夕食と朝食を調達しそのまま宿にチェックインすることにします。
夕食&朝食の調達は北海道ならではのここで。
夜のラーメンは罪深い美味しさ…(しっかり完食した)。
余談ですが、私が長距離ツーリングにおいてビジネスホテルを選ぶ際に譲れないポイントの一つに「コインランドリーが併設されている」という点があります。
個人的に、長距離ツーリング中はコインランドリーの確保が特に重要で、翌日以降に着る服が洗濯できないときのがっかり感といったら筆舌し尽くしがたいものがあります。
ビジネスホテルのコインランドリーは、皆がチェックインを済ます夕方頃に混みあうことが多く、特に北海道ツーリング中は自分以外のライダーさんが同じホテルに宿泊している場合、高確率でコインランドリーの争奪戦が勃発しました。
お風呂に入り翌日の予習を済ますと、この日はさっさと夢の中へ。
2020年北海道ツーリング②へ続きます。
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